ミュレー兄弟社のアールデコ期の照明用ガラスは定評があり、幾何学的なデザインであっても優雅で上品なのが特徴です。
本品も、大きく羽根を広げた2羽の鳥がアールデコ的にデザイン化された良く知られたパターンで、大胆でありながらどこかジャポニズムを漂わせて秀逸です。孔雀とも鳩とも極楽鳥とも言われており、私などは鶴と呼んでおりましたが、尾羽が長いし、雲の上にいるようなので鳳凰かも知れません。
このパターンはサイズや色が何種類かありますが、本品は大きなサイズで無色のサティネタイプです。
鍛鉄の金具もオリジナルで、チェーンの長さは調節可能です。
シンプルでやわらかい雰囲気なので、和室にも合うと思います。
因みに我家では5㎡ほどの小さなバスルームで同じものを20年来愛用しておりますが、何処にでも合ってしまう不思議なプラフォニエです。
電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使えます。
ピン式電球(口金B22)使用になっております。
【サイズ】 | 高さ(全体):57cm 直径:24cm |
【年代と国】 | 1920年〜1930年代 フランス |
【サイン】 | MULLER FRES LUNEVILLE |
【状態】 | 良好 |