『アラベスク』は19世紀から現在まで続いているバカラの古い型パターンで、定番モデルの一つです。
本品はマークも型のサインも入っておらず、おそらく19世紀半ば頃のものと思われます。
現行品は手に取ったことがありませんが、同パターンの新品のボウルと比べると型模様の彫りが深く鋭角で、手に痛いぐらいです。
資料画像は19世紀クリスタルリー4社の代理店Launay Hautin の1841年のカタログ(上)と、Baccaratの1893年型物カタログからの抜粋です。
この頃はアラベスクという名前などなく、デザート皿何番と呼ばれていたようです。
【サイズ】 | 高さ:2cm 直径:19m |
【年代と国】 | 19世紀後半 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好。高台に微細な疵多少あり。 |