LOTUS(ロテュス=蓮)と名付けられたルネ・ラリック1924年のモデルで、ラリックマニアの憧れの的のひとつです。
グラスの外側に型で刻まれた目覚めたばかりのような蓮の花の襞が 、半透明なフロスト効果を演出し、美しいモデルです。
アール・ヌーヴォーの名残りが感じられる繊細なデザインにラリックのノスタルジーを見る思いがします。
本品は中でも特に稀少な水用ゴブレで、スミレの花用の花瓶と称されておりました。確かにゴブレとしては変形ですし、それこそ小さな野の花を活けたら可愛いかもしれません。
資料画像はMarcilhac著ラリックのカタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:10cm 口径:9.8cm 底径:4.5cm |
【年代と国】 | 1924年〜1930年代 フランス |
【サイン】 | ア・ラ・ルーでR.Lalique France |
【状態】 | 良好 |