『ノネット』と名付けられたルネ・ラリック1928年の作品で、戦後の復刻の無いモデルです。
ノネットとは、四十雀系の小さな可愛らしい野鳥で、ルネ・ラリックはこの種の小鳥をモティーフとした多くの作品を残しております。
カップルのノネットの仲睦まじい様子が三態、半立体的にクップの外側に配され、脚を兼ねたデザインになっております。
ブルーオパルセントガラスですが、フラットな部分はやや無色透明で、最も厚い小鳥の体の部分に集中的に乳白が濃く出ていて美しく効果的です。
口縁に純度950の銀の輪が嵌められております。
プロテクションなのか高級感を添えるためなのか、時折ラリックの鉢や更に見られるアレンジです。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:5.8cm 口径:22cm |
【年代と国】 | 1928年 フランス |
【サイン】 | 型でR.LALIQUE |
【状態】 | 良好。お決まりの型疵や使用による小疵あり。 |