19世紀のフランスで流行したロシア風と呼ばれたスタイルの小さなコーヒー用スプーン(デミタススプーンとも呼ばれる)です。
ロシア風カトラリーの特徴は柄の部分が細い棒状になっている点で、優雅で繊細な装飾がほどこされた物が多いようです。
本品は綺麗なコキーユ型をした先の部分がヴェルメイユ(銀に金鍍金)になっております。
フランス銀器の最高峰といわれる1820年創業のピュイフォルカ製です。
資料画像はDavid ALLAN著『19世紀フランスの食卓のカトラリー』からの抜粋で、同じパターンのアイスクリームサーヴァーが掲載されており、メゾン・ピュイフォルカの1870年頃のモデルと記載されています。
【サイズ】 | 長さ:11cm 先の幅(最大):2.5cm |
【年代と国】 | 1870年代 フランス |
【サイン】 | 猪の頭(純度800/1000のフランスの銀)と メーカーマークの刻印 |
【状態】 | 良好 |