鳥の羽根のモティーフを食器のデザインに使うのは西洋ならではの発想ではないでしょうか。
日本の伝統的な陶磁器の柄としては辛うじて矢羽根文がありますが、これとて幾何学的に図案化されており羽根のイメージには程遠いものですし。
洋食器にしても現代ものではHermèsやHavilandに見られますが、アンティックでは珍しいと思います。
薄手の白磁に、繊細なタッチで風に舞う羽根が軽やかに手描きされ、かすかに虹彩を帯びた微妙な色合いの彩色がほどこされております。
ハンドルやツマミに敢えて黒を用いたところがまたお洒落で、アールデコっぽい雰囲気もあり、美しく品の良い器です。
André Giraudアンドレ・ジローというリモージュの磁器メーカーの 1920年〜1930年代の製品です。
ティーポット、シュガーポット、ミルクピッチャー、カップ＆ソーサー6客のセットでお買い得価格になっております。

【サイズ】　ティーポット:高さ(ツマミ含む)17cm　胴径13.6cm　ミルクピッチャー:高さ（口まで）9cm　胴径8.3cm　シュガーポット:高さ(ツマミ含む)12cm　胴径:10cm　カップ:高さ5cm　口径9.4cm　ソーサー直径14.5cm【年代と国】　1920年〜1930年代　フランス【サイン】　グリーンでGIRAUD LIMOGES FRANCE または　LIMOGES FRANCE LC (絵付師のイニシアル) 　décor main(手描き)【状態】　良好