アール・ヌーヴォーの代表的ガラス作家として知られるエミール・ガレは、陶芸家としても多くの作品を残しています。
NANCYに程近いSaint-Clémentに父が持っていた製陶工場で、ガレは1870年頃から20年間に渡って実用品から工芸品まで手がけました。本品はHerbier （エルビエ=植物標本）と題されたモデルのラヴィエ
（おつまみ皿）で、２種類の草花の青絵が爽やかです。
古いファイアンスに有りがちなホツやニュウが多少ありますが、
軟質陶器特有のトロリとした艶も失われておらず、概ね綺麗です。

資料画像はPAMONO（国際的なマーケットプレイス）とパリのオーオークションハウスDrouotのオンラインカタログから引用しました。こちら及びこちらから詳細がご覧になれます。

【サイズ】	高さ:3.8cm　幅:24.4cmｘ14.7cm
【年代と国】	1880年代　　フランス
【サイン】	1枚にGallé Nancyもう1枚に読み取れないマーク
【状態】	1枚にホツ2箇所、もう1枚に小さなニュウあり。