ピュイフォルカ得意の透かし彫りが美しい茶漉しです。
コーヒーが主流のフランスで紅茶を嗜むのが流行りだした19世紀には、紅茶は高級品で茶会は上流階級の女性たちの特権的なお楽しみだったようです。
この時代の茶器類は高級でエレガントなものが多いのも、使う貴婦人達の嗜好に合わせて作られたからなのですね。
全体にヴェルメイユ(銀に金メッキ)されていたと思われますが、
長年の使用により手の触れる部分はほぼ金が落ちております。
【サイズ】 口径(鍔):6cm 柄の長さ:7.6cm 重さ:35g【年代と国】 19世紀末 フランス【サイン】 ミネルヴァの刻印 (純度950/1000のフランスの銀の刻印) 【状態】 良好